AI を使わない選択肢
こんにちは、吉田です。
ここ最近、くしゃみと鼻水が止まりません。長いこと花粉とは無縁の人生を送ってきましたが、ここに来てついに花粉症疑惑が浮上しています。
花粉症の友人には、これまで高みの見物を決め込んできたため、合わせる顔がありません 🥺
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そんなことはさておき、最近 3DCG に興味があり Blender を勉強しています。Blender は 3DCG を製作する無料ソフトウェアです。

そんな矢先、AI スタートアップ企業 Anthropic からこんなものがリリースされました。端的に言えば Blender や Photoshop をはじめとする、様々なクリエイティブツールを AI が制御する仕組みです。
百聞は一見になんとやらということで、実際にローポリゴンなジオラマを作らせてみました。

下記のように AI に指示しただけで、3D モデルが出来上がりました。
- 正方形ベースの庭のジオラマを作成する
- 可愛いローポリのニワトリを2匹追加
作業全体で5分程度かかりましたが、AI の動作について承認プロセスを踏んでいたことが主な理由です。そのため、実際の作業時間は数秒ないし数十秒程度と思われます。
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上記の例のように、文章、画像、動画、コード、音楽、3DCG、CAD、その他多くのあらゆる作業は既に AI によって可能です。
その裏ではロボティクスも進化を遂げ、物理的な世界においても AI は幅を効かせ始めています。
私は近い将来、現在人間が行うあらゆる作業は AI・ロボットにも可能になると腹積もりをしています。(責任・倫理等の理由で AI に任せられない事例は起こりうるが、能力的には可能になると考えています)
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あらゆる作業を AI・ロボットが人間よりも高度に、圧倒的な速度で完遂する世界が (きっと) やってきます。私はだからこそ、これからの世界で「AI を使わない」という選択肢が大切になると考えています。
私は散歩が好きです。移動手段には自転車、自動車、最近では LOOP のようなモビリティサービスまであります。それらを使えば、目的地まで最短で辿り着けるのは明らかです。それでも、私は歩くことがあります。
理由は単純で、散歩の過程が楽しいからです。仮に将来、どこでもドアができても、私は散歩を辞めないと思います。
私の本業の一部であったコーディングも、今勉強をしている 3DCG も、既に AI が可能な領域です。AI を使えば、自分の望んだものが最短でできることも多くあるでしょう。
しかし、目的を達成するという体験と、過程を自ら歩むという体験は全く別物です。過程の中に私にとって (あなたにとって) 大切な楽しみがあるのであれば、わざわざ AI を使う必要なんて無いんです。コーディングが好きなら自分でコードを書いたらいい。モデリングが好きなら手作業で作ればいい。
あなたはあるゲームを買いました。当然ゲームの目的はクリアです。しかしあなたは、その過程を AI に任せますか?あなたにとっての大切な楽しみは、その過程、プレイすることにあるのではないでしょうか?
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もちろん、仕事では生産性や効率がしばしば求められ、AI の使用を避けられないことが往々にしてあります。私自身もその例で、今のエンジニアリングの形に違和感を覚え始めました。それはきっと、自分にとって大切な過程を失ったためです。
手探りながら、こうした過程を大切にできる生業を見つけたいと今は考えています。以前の記事でも書いたように、かつてコードを自ら書いていたように、手触りを大切にできる仕事をしたいです。
夜も更けたので、今日はこの辺で。